法改正

相続人である旨の申出制度

令和6年4月から始まった「相続人申告登記」について、解説していきます。 相続人申告登記制度が始まった経緯 遺産分割がまとまりそうにない(争いがある)場合や、登記上の所有者の相続人が非常に多いために、相続登記に必要な戸籍関係書類の収集に時間を要する場合など、事情により相続開始から3年以内に相続登記をす...
法人

株式会社の代表取締役等住所非表示措置について

令和6年10月1日から、会社の登記事項証明書や登記情報提供サー ビスに記載されている株式会社の代表取締役の住所を非表示にできる制度がスタートします。今回は、この制度について、解説していきます。 代表取締役等住所非表示措置ができた背景 株式会社を設立する場合や代表取締役に就任する場合、登記事項証明書や...
相続

債務調査のススメ

相続が発生した場合、皆さんは、相続財産があるかを調べると思いますが、債務についても調べていますか?相続人は、亡くなった方の資産と負債の全てを相続します。その時、債務についても調べていますか?今回は、相続が発生した場合の債務の調査について、解説していきます。 そもそも債務は相続の対象になるのか 民法第...
不動産登記

抵当権抹消登記の概要について

住宅ローンが完済したら、忘れずに抵当権の抹消登記を行いましょう。抵当権の登記は、住宅ローンを完済しても、自動的には消えません。金融機関が抹消登記をしてくれる訳ではありません。ご自身で手続きをする必要があります。そこで今回は、抵当権の抹消登記について解説してきます。 抹消登記とは 抹消登記(まっしょう...
お知らせ

法務局の相談員はじめました。

令和6年7月から毎週木曜日、法務局の手続き案内の相談員を始めました。時間は「9時30分から17時00分まで」です。完全予約制になりますので、手続き案内の予約したい方は、津地方法務局鈴鹿出張所にお電話ください。(059-382-1171) Google Mapストリートビューより「津地方法務局鈴鹿出張...
相続

遺言のすすめ

今回は、遺言書について解説していきます。※以下の文章で、遺言者(いごんしゃ)と記載されている者は、遺言をする人を指します。 遺言書を書いた方がいいのか 司法書士 私は遺言書を書くことをおススメしています。私が考える遺言書を書いた方がいい理由は、次の2つです。 ちなみに私の母親もすでに遺言書を書いてい...
不動産登記

贈与登記の概要について

今回は、贈与により不動産の名義を変える手続き「贈与登記」について、解説していきます。 贈与とは 贈与は法律的な言い方をすると「当事者の一方が財産を無償で相手に与える意思表示をし、相手が受諾することで成立する契約」を指します。 つまり、贈与する方が、認知症などで自分の意志を明確に伝えられないような場合...
不動産登記

相続等により取得した土地の国庫帰属について

相続や遺贈により取得した土地を手放したいが、売却するのが難しい土地で、管理するのも大変だという社会のニーズを反映した「相続土地国庫帰属法」が施行されました。今回は「相続土地国庫帰属法」について、解説していきます。 相続土地国庫帰属法とはどんな法律なのか 「相続土地国庫帰属法」は、正式名称「相続等によ...
不動産登記

宗教法人が駐車場を取得した場合の非課税措置

今回は、宗教法人が駐車場を取得した場合の登録免許税の非課税措置について解説していきます。 宗教法人とは 非課税措置の対象は、宗教法人法で認められた「宗教法人」になります。 宗教法人を設立するには、まず宗教団体を組織する必要があります。そして、その宗教団体が宗教法人法に定められた手続きに従い、宗教法人...
未分類

相続権のはく奪について

相続人の相続権がはく奪される場合が法律に規定されています。「相続人の欠格事由」「推定相続人の廃除」です。今回は相続権のはく奪について解説していきます。 相続権がはく奪される場合とは 相続人であっても必ず相続権が保障されているわけではありません。民法では、相続人の欠格事由と推定相続人の廃除という制度を...