相続

遺留分ってご存じですか?

相続ではよく聞かれる遺留分。今回は遺留分について解説していきます。 遺留分とは 遺留分とは、相続財産に対して、相続人に保障されている最低限の相続分の取り分(割合)のことを言います。つまり、遺言書で「息子には何もあげません!」と書いても、法律上、何もあげないとはいかないわけです。 遺留分が認められる人...
不動産登記

権利証を紛失したかも・・

司法書士をしているとよく聞く相談です。今回は、権利証を紛失した場合について解説していきます。 権利証とは 権利証とは、所有権登記名義人(登記簿に所有者として記載されている人)である証明書です。登記簿に所有者として記載されている者の氏名住所と権利証を所持している人の氏名住所が同じであれば、その人を不動...
その他

どこにあるの遺言書!?

せっかく遺言書を書いても、残された家族に遺言書の保管場所を伝えていないと元も子もありません。今回は、遺言者の保管について、解説したいと思います。 公証人に遺言書を作ってもらった場合(公正証書遺言) 公正証書遺言は、公証役場で作成します。そのため、遺言書の原本は公証役場で保管し、遺言者は原本の写し(謄...
不動産登記

登記簿を見たら、明治・大正・昭和初期の抵当権がついたまま!?

明治・大正・昭和初期に設定された抵当権が現在でも抹消されずに残っている場合があります。その名も「休眠担保権」といいます。この休眠担保権について、どのようにすれば抹消することができるかを解説いたします。 休眠担保権とは? お金を貸した人は、とりっぱぐれを防ぐため、お金を借りた人の土地や建物に抵当権(お...
会社

株主総会の決議を省略できるってホンマでっか?

法律上、毎年、株主総会を開く義務があります。しかし、多くの企業では、株主総会は開催されていません。それなのに、株主総会を開催したことにした議事録がよく作られています。そこで、株主総会を開催しなくても大丈夫な方法について解説していきます。 株主総会の開催を省略する方法 株式会社は、必要に応じて株主総会...
法改正

配偶者居住権って何?

新たに始まった配偶者居住権について解説していきます。 令和2年4月1日より配偶者居住権の制度が始まっています。 配偶者居住権とは、夫婦の一方が亡くなった場合、残された配偶者が自宅を相続しなくても、自宅に住むことができる権利です。 なぜ、この制度ができたのか? 本制度が導入された目的は、残された配偶者...
法改正

遺言書の保管制度って?

ご自身で書いた遺言書を法務局に保管できる制度が始まっています。制度の概要について簡単にご説明します。 制度の概要について 遺言書の保管制度は、法務局で遺言書の原本を保管し、画像データとしても保存してもらえる制度です。そして、保管だけでなく、検認不要や相続人への通知もしてもらえるなどの特典もあります。...
法人

非営利型一般社団法人って何?

今回は、非営利型の一般社団法人について、解説していきます。 非営利型一般社団法人とは? 公益認定を受けていない一般社団法人・一般財団法人のうち、 1.非営利性が徹底された法人  2.共益的活動を目的とする法人 に該当するもの(それぞれの要件の全てに該当する必要があります。)は、特段の手続きをとること...
法改正

亡くなった方の預貯金の払い戻しについて

亡くなった方の預貯金の払い戻しについて、平成30年に法改正が行われました。その法改正の内容について解説していきます。 上限150万円までなら単独でOK 各金融機関にある預貯金残高の3分の1に法定相続分をかけた金額(上限150万円)までは、遺産分割を待たずに、各相続人が単独で預貯金の払い戻しができるよ...
法改正

令和6年4月からの相続登記義務化

令和6年4月1日から被相続人(亡くなった方)が所有していた不動産の名義変更(これを「相続登記」といいます)をすることが義務化されます。相続登記の申請期限が新たに設けられました。その期限について解説していきます。 相続登記の申請期限は3年以内 相続登記の申請は、被相続人が亡くなったことを知った日から3...