相続

法改正

相続人である旨の申出制度

令和6年4月から始まった「相続人申告登記」について、解説していきます。相続人申告登記制度が始まった経緯遺産分割がまとまりそうにない(争いがある)場合や、登記上の所有者の相続人が非常に多いために、相続登記に必要な戸籍関係書類の収集に時間を要する場合など、事情により相続開始から3年以内に相続登記をするこ...
相続

債務調査のススメ

相続が発生した場合、皆さんは、相続財産があるかを調べると思いますが、債務についても調べていますか?相続人は、亡くなった方の資産と負債の全てを相続します。その時、債務についても調べていますか?今回は、相続が発生した場合の債務の調査について、解説していきます。そもそも債務は相続の対象になるのか民法第89...
相続

遺言のすすめ

今回は、遺言書について解説していきます。※以下の文章で、遺言者(いごんしゃ)と記載されている者は、遺言をする人を指します。遺言書を書いた方がいいのか司法書士私は遺言書を書くことをおススメしています。私が考える遺言書を書いた方がいい理由は、次の2つです。ちなみに私の母親もすでに遺言書を書いています。①...
未分類

相続権のはく奪について

相続人の相続権がはく奪される場合が法律に規定されています。「相続人の欠格事由」「推定相続人の廃除」です。今回は相続権のはく奪について解説していきます。相続権がはく奪される場合とは相続人であっても必ず相続権が保障されているわけではありません。民法では、相続人の欠格事由と推定相続人の廃除という制度を定め...
相続

相続人について

だれが相続人になるんですか?司法書士をしていると何度も聞かれるこのセリフ。今回は、だれが相続人なるのかについて解説していきます。相続人になれる人は相続人になれる人は、亡くなった方と次のような関係がある人です。配偶者(内縁関係は✖)子ども(代襲相続の場合、孫)父母(父母死亡の場合、祖父母)兄弟姉妹(半...
相続

相続放棄について

年間26万件ほど相続放棄の申立が受理されています。このコラムをお読みいただいている方も耳にしたことがある「相続放棄」について解説していきます。相続放棄とは相続放棄をすると、亡くなった方の相続人でなくなります。(民法第939条)相続人でなくなるため、亡くなった方の財産を引き継ぐことは当然にできません。...
相続

兄弟相続について

亡くなった方に子どもがおらず、父母も亡くなられている場合、兄弟相続になります。今回は兄弟相続について解説していきます。兄弟相続とは兄弟相続とは、亡くなった方の兄弟が相続人になることをいいます。亡くなった方の兄弟は相続の順位が3番目になっています。相続の順位子ども父母(父母死亡の場合、祖父母)兄弟(例...
不動産登記

相続登記の概要について

亡くなった方の不動産の名義を変える手続きを「相続登記」といいます。今回は相続登記の流れについて解説していきます。相続登記の流れについて相続登記は次の順序で行っていきます。相続人の調査亡くなった方の出生から死亡までの戸籍の取得相続人の現在の戸籍の取得相続不動産の調査固定資産課税台帳の名寄せなどによる調...
相続

遺留分ってご存じですか?

相続ではよく聞かれる遺留分。今回は遺留分について解説していきます。遺留分とは遺留分とは、相続財産に対して、相続人に保障されている最低限の相続分の取り分(割合)のことを言います。つまり、遺言書で「息子には何もあげません!」と書いても、法律上、何もあげないとはいかないわけです。遺留分が認められる人につい...
その他

どこにあるの遺言書!?

せっかく遺言書を書いても、残された家族に遺言書の保管場所を伝えていないと元も子もありません。今回は、遺言者の保管について、解説したいと思います。公証人に遺言書を作ってもらった場合(公正証書遺言)公正証書遺言は、公証役場で作成します。そのため、遺言書の原本は公証役場で保管し、遺言者は原本の写し(謄本)...